2010年7月アーカイブ

透明水彩絵の具の使い方の,まったくの邪道の見本のような制作です。
白い花は,画用紙そのものの白です。
白絵の具はまったく使用しません。
また,濃い色の上に薄くて明るい色をのせても,透明な絵の具なのでさらに濁った暗い色にしかならず,私の絵の制作には膨大な量のマスキングという作業が必要です。
その作業過程の写真です。
こんな要領の悪い透明水彩画はおそらく世界中さがしてもないのでは......。
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まる半年

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この絵は,昨年5月中旬から11月中旬まで,半年の製作期間をついやして描いた,「白花の森」という作品です。   本来,画家ならば,もっともっと早く仕上げなければなりません。
でも,このような細かい描写の作品づくりにまったく適しない透明水彩絵の具という画材にこだわる結果,こんなことが起こってしまいます。


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